不正問題で炎上してる中、秋田店をオープンさせたビッグモーターですが、今度は除草剤疑惑に話題が集まっています。
なんでも店舗の前の街路樹に除草剤を撒いて枯らしてしまった、というんです。
なぜ、なのために公共の場である植え込み除草剤を撒いたのでしょうか?
さらに、この除草剤が爆売れし、メーカーの株価が上昇するという珍現象まで起こるという始末。
この記事はそんなビッグモーターの除草剤疑惑やこの除草剤のメーカー・商品名・種類に迫っていきます。
目次
ビッグモーターが使った除草剤が爆売れ
今、ビッグモーターが街路樹を枯らせてしまった除草剤が爆売れしてるんです。
なぜ、その除草剤が分かったかという事、なんとグーグルのストリートビューにその除草剤が映り込んでいたんです!
その画像がこちら。

これって、どこの製品なのでしょうか?
ビッグモーターの除草剤の種類・メーカーと商品名まとめ

こちらが、先ほどのグーグルのストリートビューに写っていた除草剤です。
- メーカー名:フマキラー
- 商品名:カダン除草王シリーズ ザッソージエース』
- 種類:液体タイプ
除草剤の商品名は「除草王」

何といっても、商品名がそのまんま、ですねww
除草剤のランキングでも上位をキープしています。
- ヤフーショッピング:3位
- 価格.com:5位
- amazon:5位
除草剤のメーカー名は「フマキラー」
メーカーはフマキラー。
フマキラーと言えば、「蚊取りベープマット」が有名でしたね。
除草剤の種類は「液状タイプ」

さて、除草剤にもいろいろとあって、ビッグモーターが街路樹に散布したのは「液状タイプ」という種類でした。
なんでも
今生えている雑草を素早く枯らしたいのであれば液体除草剤(茎葉処理型)
だそうです。
実際に品切れの店舗も続出しているようです。
週刊女性prime2023.8.3
ビッグモーターは、兼重宏一副社長による環境整備点検までに、草1本残してはいけないので、即効性のある「液状タイプ」を選んだのでしょう。
ビッグモーターの除草剤のメーカーの株価が急上昇

そんな除草王のメーカーであるフマキラーの株価が急上昇しています。
「フマキラーの株価は7月末に年初来の高値を更新しました。ビッグモーターの除草剤問題は、テレビやネットニュースで連日報じられていますからね……」
週刊女性prime2023.8.3
これは棚から牡丹餅。
ビッグモーターの株価急落に対して、儲けもん、ですね。
ビッグモーターの除草剤で枯せた街路樹のストリートビュー画像(グーグルマップ)
まずは、実際に街路樹がなくなっている店舗の写真です。
NHKがグーグルマップのストリートビューの画像と独自に撮影した画像を比較していす。
まずは、長野県では松本市の国道沿いの店舗前の街路樹から。


明らかに街路樹が枯れいていますね。
次は埼玉県所沢市の店舗前です。2017年時点では歩道脇に高さ50cmほどの植え込みがありましたが、昨年11月には消えてしまっています。


次は、埼玉県八潮市の道路沿いの街路樹ですが、こちらは見事に店舗前だけ枯れています。


さらに衝撃的なのが、街路樹が伐採されてしまっている店舗もありました。

こちらは、枯れた街路樹が倒れることを警戒して名古屋市が伐採したようです。
いずれにせよ、除草剤を撒くことで雑草だけはなく、植え込みや街路樹が枯れているのは事実に間違えありません。
ビッグモーターが除草剤で駆らせた街路樹のある全国の都道府県と店舗39店
では、NHKが調査したビッグモーターが除草剤を撒いた店舗一覧を見ていきましょう。
- 北海道では札幌市清田区と厚別区の2つの店舗前
- 群馬県では太田市の国道沿い
- 埼玉県ではさいたま市と本庄市、八潮市の3つ
- 東京都では多摩市などの8つ
- 神奈川県では平塚市
- 福井県では越前市
- 長野県では松本市の国道沿い
- 静岡県では、富士市
- 愛知県では名古屋市名東区や西尾市など4つ
- 滋賀県では草津市
- 大阪府では大阪・東住吉区と城東区、貝塚市、大阪狭山市の4つ
- 兵庫県では神戸市北区などの3つ
- 香川県では高松市
- 愛媛県では松山市と伊予市
- 福岡県では北九州市と春日市の3つ
- 佐賀県では佐賀市
- 長崎県では諫早市
- 大分県では中津市
全国18の都道府県、39の店舗の前で街路樹や植え込みが枯れたり、伐採されたりしていることが確認されています。
NHK2023.7.28
相当な数ですよ。
この店舗が全て除草剤を使っていたのですから、店舗ごとの判断ではなく、会社ぐるみで組織的にやってきた、と言われてもおかしくありませんね。
このうち埼玉県のさいたま市が、直接店舗に確認したところ
「除草剤を月に1、2回、下の草にまいていた。街路樹に直接かけてはいない
と説明したという事です。
除草剤を撒いたことは認めているんですね。
この時点では、除草剤を撒いたからと言って、街路樹が枯れた、と因果関係を認めているかわけではないです。
ビッグモーターが街路樹に除草剤使っのた理由は店長が降格したくないため!

では、ビッグモーターの店舗側はなぜ、店舗前の植え込みに除草剤を撒いていたのでしょうか。
これには、やはり本社の人間がかかわっていたんです。
環境整備点検で1センチの雑草もアウト

ビッグモーターでは、月に一度本社から副社長の兼重宏一副社長が幹部と店舗を視察する「環境整備点検」という恐ろしい現場視察があります。
もし、これで不合格になろうものなら、店長は即降格という戦々恐々とする点検なんです。

そんな点検では、店や店舗前の歩道のアスファルトの隙間から1センチの雑草でもはえているのが見つかったらアウトです。
「点検の前は雑草を抜いたり、ごみを拾ったりしますが、本当にピリピリして、終わるまで戦々恐々としていました」
そんなプレッシャーから、除草剤を撒いた方が早い、となってしまったんですね。
また、会社がすべての社員に毎年配布していた「経営計画書」という冊子では
「会社の周り10メートルは毎日清掃する」
と書かれています。これはこれで、とても良い事が書かれているのですが、街路樹を枯らしていい、とはなりませんね。
そんな恐ろしい「環境整備点検」と行っている兼重宏一副社長って気になりますよね。
実はチビ、らしいんです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ビッグモーターが除草剤を使った罪はなに?
さて、今回ビッグモーターが国や県、市の道路にある植え込みに勝手に除草剤を撒いて、枯らしてしまったことは罪にならないのでしょうか。
ビッグモーターの除草剤使用について調査が進む
この件については、何と国まで調査に乗り出しているんです。
令和5年7月24日からの街路樹の枯死に関する報道および25日の(株)ビッグモーターによる記者会見等を踏まえて、国土交通省が管理する直轄国道において、同様の被害がないか調査を実施しました。
国交省 広報・報道2023.7.28
都内ビッグモーター店舗付近の街路樹の確認状況について、下記のとおりお知らせします。
東京都報道発表2023.7.28
この他、各都道府県の県庁、市役所からも報道が相次ぎました。
ビッグモーターはこの除草剤の件で、本筋の不正請求問題にさらに火を注ぎ、窮地に立たされましたね。
さて、いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。